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家紋亭

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藤の葉と花を図案化したものである。藤はマメ科の蔓性落葉木。


藤の美しさを鑑賞するのは、奈良朝からすでに行われていて、醍醐天皇が藤花の宴を開いていた。

 

藤花を観賞する宴は藤原氏の栄華と共に盛んになり、源氏物語など、小説、詩、和歌、日記などの記録に多く見られる。

 

藤紋は藤原氏の家紋の様に思われているが、用いているのは九十七家の内、わずか七家に過ぎないといわれる。

 

公家の藤原氏では九条家、二条家の他はほとんど用いず、地方に下った支流がその氏にあやかって用いた。


室町時代藤紋はもっとも流行し、江戸時代になると藤紋の家はさらに多くなり、大名、旗本を合わせると百七十家にものぼる。繁殖力に加え隆盛を極めた藤原氏にあやかる例も目立っている。

 

元来の形は花房の下る下り藤であったが、のちに上がり藤が登場した。

 

「藤紋 まとめ」

  • 分類 (植物紋)
  • 有名人 (黒田長政・大久保忠世・安藤信正・大久保利通・伊藤博文)
  • 読み仮名 (フジ)
  • 多い名字 (佐藤・伊藤)

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二条藤