蝶は奈良時代から、好んで文様に用いられた。
正倉院御物の遊猟絵文様には既に蝶紋が描かれている。平安・鎌倉時代には盛んに衣服・調度に使用されている。
源平合戦の頃、平重盛や畠山重忠が鎧などの文様に使用していた為に平家の紋と信じられているが、誤りである。
後世になって兵士の末裔を称するものが、平頼盛の一門が車の文様に好んで用いた事にならって家紋にしたからだという。
繊細で優雅な意匠にも関わらず、武家での使用例が多いとされる。
江戸時代には大名・池田家の家紋として名高い。大名・旗本で蝶紋を使用したのは約三百家にのぼる。
「蝶紋 まとめ」
- 分類 (動物紋)
- 有名人 (池田輝政・池田忠継・池田輝録)
- 読み仮名 (チョウ)
- 多い名字 (小林・池田)
「喜楽」-大型 PT78
揚羽蝶
三つ胡蝶
姫路城・鬼瓦立体蝶