菊花と菊の葉を図案化したものである。
延命長寿の薬餌をして菊酒にも用いられる。平安時代の流行文様で、衣服や甲冑に用いられている。
鎌倉時代、後鳥羽上皇が特に菊を好まれ菊文様を持物に使用した。後宇多法皇を経て、この時代の末に皇室の私的、専用文様とされた。
足利尊氏は後醍醐天皇から菊紋を下賜されたといわれる。豊臣秀吉も菊紋を好んで用いていた。
明治時代には権威が高まり、法令によって皇室以外の仕様が禁じられた事もあった。
皇室の紋章の為、類似をさけたせいか、その形状や種類は多い。花は表菊と裏菊に分かれる。
「菊紋 まとめ」
- 分類 (植物紋)
- 有名人 (後醍醐天皇・有栖川宮熾仁・西郷隆盛・小松帯刀)
- 読み仮名 (キク)
- 多い名字 (竹田)