
植物のアオイを形象化したものです。紋章に用いられたアオイはウマノスズクサ科のフタバアオイの事で、直立した短い枝の先に2枚の葉がつくことからフタバアオイと言われている。ハート型の葉が特徴。
賀茂神社の神紋で、葵紋を用いる家はこの賀茂神社の信仰による。賀茂神社の祭りでは葵を牛車、御簾などに挿し飾る事から、「葵祭」と呼ばれている。
葵紋は武家階級において特に重要視された紋ではなく、使用するものも多くはなかったが、徳川家が天下人となって特別な紋として位置付けられた。
徳川家康の三つ葵は先祖である松平氏が賀茂神社の氏子だったことから用いられていた二葉葵が原型と言われている。
徳川家康が将軍となって徳川一族の独占紋となり葵紋の権威は絶対的となり、理由なく用いる者は重刑に処せられた。
徳川葵は有名だが、他にも約200のバリエーションがある。
後世、葵紋は善光寺で寺紋に立ち葵を用いています。
「葵紋 まとめ」
- 分類 (植物紋)
- 有名人 (徳川家康・徳川光圀)
- 読み仮名 (アオイ)
- 多い氏名 (西田・本田)

葵の葉

「福徳」-中型 OT82

徳川葵紋