
くわ科の落葉木。梶の葉・枝・幹などを図案化したもの。梶は布や紙の原料となる。
古代から神事の際の幣および神前に供える食器として用いられたことから既に平安時代末に、諏訪明神の神紋とされていた。この紋は信濃・甲府地方に普及して、武士の家紋となった。
戦国時代に諏訪氏、下条氏、山辺氏、西牧氏、丹比氏、物部氏などが用いた。
江戸時代には会津の保科氏、高島の諏訪氏、平戸の松浦氏らが用いた。信濃の豪族に使用された。
梶紋は葉だけのものと、葉、幹、根からなるものに大別され、三十三個の家紋が残されている。
「梶紋 まとめ」
- 分類 (植物紋)
- 有名人 (松浦隆信・諏訪頼水・安部信盛)
- 読み仮名 (カジ)
- 多い名字 (佐野・小池)