柑橘類の総称である橘、常緑の植物である為縁起のよい植物とされてきた。
708年大嘗祭で葛城王が敏達天皇より橘を浮かべた杯を前に「これをもって、汝の性とせよと」といわれ、紋に定めたのが有名。
橘紋は「源平藤橘」の二番手として登場する橘氏の家紋だが、藤原氏の勢いに押されて衰退する。その為子孫と称している武士も楠正成くらいである。
しかし橘氏とは別の流れから橘紋を使う家も多い。彦根藩を治めた大名、井伊氏の祖、共保の出生時、橘を手に持っていたことから、家紋として使用、後に井伊直弼が「丸に橘紋」を用い広く知られた。
「橘紋 まとめ」
- 分類 (植物紋)
- 有名人 (井伊直孝)
- 読み仮名 (タチバナ)
- 多い名字 (山下・前田)