キリストの十字架の紋。十字架紋ともいう。信仰心によるものと、形が簡単である事から用いられた。
大阪冬・夏の陣では、キリシタン大名や将兵が、キリスト教回復の為籠城に加わって軍旗や馬標、武器、陣幕にも日本の家紋と同じ様に久留守紋を使用し、自分たちの信仰を誇示した。
島原の乱では天草四郎時貞の軍旗が久留守紋であった。
禁教後、江戸時代では各家ともこの紋を捨て、類似紋にすりかえた。
久留守紋は今でも摂津地方に多い。戦国時代に当地の豪族池田、高山、中川、伊丹、能勢、平岡の諸氏が教徒として十字架の紋を用いた。
「久留守紋 まとめ」
- 分類 (器財紋)
- 有名人 (内田正信など)
- 読み仮名 (くるす)
- 多い名字 (中川・内田)