
大工道具の釘抜きであるが、九城抜の意味と、千金・万金の別称に縁起を込めたというが、単純な目印に後につけた説であろうといわれる。
「釘を抜く」を「九城を抜く」にかけて戦の連勝を祈願して武家が採用するケースがあったと伝えられている。力強さの象徴。
釘抜き紋がはじめて文献に出てくるのは、「蒙古襲来絵巻」で、、船上に立てた楯にこの紋がつけられている。
徳川期になると、大名の一柳氏、大給松平氏、岡山池田氏、幕臣では菅沼氏をはじめ九十余家が用いている。
「釘抜き紋 まとめ」
- 分類 (器財紋)
- 有名人 (堀直寄・堀直景・一柳直盛・一柳直家)
- 読み仮名 (クギヌキ)
- 多い名字 (田中・上田)